「政治とカネの問題に対する考え方」発表

長く政権を担ってきた自民党の多くの議員が、派閥のパーティーを通じて裏金を作っていたことが連日報道されています。
しかし、それら政治家はうっかり政治資金収支報告書に書き忘れていましたと、報告書を修正するのみ。
また、裏金作りの舞台となった派閥についても、幹部議員の責任はうやむやになり、会計事務のスタッフが責任を負うということに収束しそうです。

確定申告で、納税者が収入を実際よりも少なく申告したら、追徴課税など重いペナルティがかけられます。しかし、裏金を作った政治家達は書き直すだけでオッケー。
国民には厳しく政治家には甘い数々のルールは、必ず見直さなくてはなりません。

また裏金の発覚した80名以上の議員のリストを見てみると、長く総理を務めた安倍氏の派閥と長く幹事長を務めた二階氏の派閥で占められています。
権力の近くにいればいるほど甘い蜜を吸える今の状況は絶対に許してはなりません。

政治とお金の問題は、これだけではありません。
政党の支出の中で「政策活動費」という項目は、政治家個人に、多額の資金を、使途を明らかにせず渡すことができます。
二階氏は自民党幹事長時代の5年間で約50億円も受け取っているとのことです。
本当に政策推進のために使っているのか説明しなくてもオッケーで、税もかかりません。

そしてまだまだ他にも、何十年も前から指摘されているにも関わらず放置をされている問題がたくさんあります。

長く政治改革に取り組み、これら問題を指摘し、数々の改革案、議員立法を提出してきた私は、この度、所属する立憲民主党の「政治改革実行本部」の事務長局となり、今回の「政治ととカネの問題」に対する党の考え方を取りまとめました。

内容はコチラ。
本気の政治改革実現に向けて 政治とカネの問題に対する立憲民主党の考え方
(↑ クリックするとその内容のページが開きます)

議論の中で様々な意見が出て、最終案は、各党と比べてもかなりハードルを高くする内容となりました。
今後、具体策を作りながら、各党と折衝しつつ、法改正等をはかってまいります。

法改正案は、国会の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」にかけられます。
この委員会の野党側の取りまとめ役、野党筆頭理事にも、私が就くこととなりました。

今まで訴えてきたこと、今まで立法してきたことを実現するための重要な年。
今年は更に力を入れ、働いてまいります。
世の中を良くするために。

タグ:

落合貴之を支援する