震災から一年

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東日本大震災から一年。

震災直後に、ぼこぼこの道を運転し、支援物資を届けに行った被災地が、
一面瓦礫の山で見渡す限りほとんど何もなくなっていた情景を思い出します。

この震災でも、生活も人生観も変わらなかったという人もいらっしゃるかもしれませんが、
後で振り返ってみて、そういえば、我々の生活はあの時から大きく変わりはじめたなぁ
と思えることがたくさん出てくるのではないでしょうか。

2001年、9.11直後、当時のブッシュ米大統領は、
国の歴史の転換点、そして世界史の転換点だと演説しました。
当時大学生だった私は、何がどう変わるのかピンときませんでした。
しかし、今振り返ってみると、世界は大国間のぶつかり合いからテロとの戦いへという、
本当の意味でのポスト冷戦時代がやってきました。
その頃スタートした超大国ユーロを作る試みは、今、試練を迎え、
大きな借金をしてまで大量生産大量消費を続けてきたアメリカ経済も岐路を。
いまだ大国主義を取るロシアや中国もこのままではいかないでしょう。

日本では、何年か前にWEB2.0と言われていた時代が、
この震災をきっかけに本格的に到来したのかもしれません。
今テレビで流されている震災を振り返る番組での多くの写真や動画は、
一般市民が携帯で撮ったものです。
震災の教訓は、今までとは違い、単なる口や文章だけでの伝承ではなく、
デジタル化されて後世に映像で語り継がれます。
ツイッターやフェイスブックのユーザーもこの一年で増えました。
写真や動画や意見が、一般に生活をしている多くの人達から発信されていく流れは、
今後更に当たり前になっていき、新聞やテレビの役割も大きく変わってくることでしょう。

そして、震災を機に、政府への絶対的な信仰はやめなくてはならないということを
多くの人が認識しました。
政府が対応できないほどのことがありえるということ。
その時は、自分の力、そして周りの人達との協力なしには克服できないということ。
家族、地域社会、友人の存在意義をあらためて認識しました。
震災婚という現象もおき、
単身の高齢者も一人では生きていけないということを意識するようになりました。
米軍がすぐにかけつけ、国際協力の重要性も認識しました。
何より、自衛隊のたくましさ、存在意義も再認識しました。
有事の際に自衛隊が必要であるという当たり前のことが
ようやく当たり前に話せるようになりました。
情報化、グローバル化、少子高齢化という時代の変化を、
一人一人があらためて自分の問題として考え、人生の選択をするようになりました。

被災地から離れた大都市では、会社を休んで被災地でボランティアをする人、
土日に被災地でボランティアをする人がたくさん出てきました。
街角での募金もたくさん集まりました。
デジタル製品は我々の人間関係を薄くさせたという声も多かったですが、
SNSや携帯電話を使い、今まで会ったことのない人達が協力するという
新しい絆も生まれました。

我々は決して悪い時代に生きているのではない。
多くの人が一生懸命、公共のために行動しました。

明治維新、太平洋戦争に次ぐ日本の転機だと言う有識者も多いですが、
それに当てはめれば、戦後当たり前としきたものが、今後変わってくるということでしょう。

先ほどあげた、防衛に対する考え方、外国との関わり方、家族の在り方、働き方、
会社一辺倒だった帰属意識、郊外型店舗からコンパクトシティへ、
マイホームを遠くに買い通勤する生活の転換、高層ビルから低層の街へ、脱原発。
早さはどうであれ、この流れは確かなものになるでしょう。

それにしても震災直後、国会では、本当に腹立たしい政争、姑息な駆け引きが行われました。
予算を人質にした日程の駆け引き。
そして、有事の際は大政党に票が集まるだろうと、統一地方選挙も4月に決行され、
ガソリン不足の中、全国で多くの街宣車が回り、
政界を上げて人が動員され、多額の公費も使って選挙が行われました。
また被災地では、自分の選挙区に他党からの支援物資が入らないように
手をまわしたのではないかと疑うような事例も目の当たりにしました。

復興のため、国民一人一人が、公共のため、周りの人達のために尽くす中、
近視眼的な政治家達、国会議員達、本当に許せない。
議員の多くが、プロ意識のない、
国民の税金にたかっている程度の人達だと再認識をしました。
私は、そういう人達と戦うことが仕事であると決意も新たにしました。

この日本が生まれ変わるため手助けを、私は政治に関わりながらしていきたい。
そして、その戦いの中で、多くの方と関わり、
その方々と社会のために共に生きていきたい。

震災で亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りするとともに、
いまだ避難先で暮らしている34万人の方々が希望を持って生活できることを
願ってやみません。

明日からも、この国を良くするため、一つ一つ戦ってまいります。

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